2021年の桜は、4月に入っても、平年より速いペースで咲き進んでいます。4日は、秋田市から、統計開始以来、最も早く、桜開花の便りが届きました。5日は、山形市で、桜が満開になり、統計開始以来、最も早い記録を更新しました。
桜前線 東北を北上中
この週末から週明けにかけては、桜前線は、東北を北上しました。
4日日曜は、秋田市で、桜が開花しました。平年より14日も早く、統計開始以来、最も早い開花でした。
5日月曜は、山形市で、桜が満開になりました。こちらも平年より14日も早く、統計開始以来、最も早い満開でした。また、開花から3日後に、満開を迎えました。
なお、今年は、3月の気温が、北・東・西日本で記録的に高くなったこともあり、桜の開花や満開の時期が、いつもの年より早まった所が多くなっています。今年、これまでに、桜が開花した43地点のうち、統計開始以来、最も早かったのは26地点、桜が満開を迎えた42地点のうち、統計開始以来、最も早かったのは、18地点でした。(最も早い地点は、タイ記録も含む。)
最新の「桜開花予想」は?
日本気象協会が、1日に発表した「2021年桜開花予想(第8回)」によりますと、桜前線は、この後も非常に速いスピードで北上し、14日には青森で開花、24日には札幌から開花の便りが届く予想です。
いつもの年のように、お花見の宴会ができなくても、桜の花は見ているだけで春を実感できます。桜を眺める時は万全な新型コロナウイルス感染防止対策を心がけ、周りの人との距離を取って楽しんでください。