
歌唱力、華やかなステージングや演技力で、多くの人を魅了してきたアーティスト・ジェジュン。新作映画「ジェジュン:オン・ザ・ロード」では、今まで明かしてこなかった思いを飾らずに語っている。
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ステージライトの中、マイクを握るジェジュンが大勢の歓声を浴びている。次の場面では、彼が静かな部屋で鏡をのぞいている。公開中の映画「ジェジュン:オン・ザ・ロード」は、華やかな表舞台の姿と、静かな日常を交互に見せる描写で始まる。瞬く間にスターダムを駆け上がった彼の素顔に近づくことを予感させる幕開けだ。
手がけるのは、韓国映画「私の頭の中の消しゴム」の代表作があるイ・ジェハン監督。本人と関係者へのインタビューを中心に、彼のルーツをたどる。ジェジュンが運転する車の助手席からのアングルなど、プライベート感の強い映像も魅力的だ。作中では、貧しかった少年時代、デビューまでのもがき、スターになってからの新たな苦悩などが、本人の口から率直に語られる。恩師、旧友、デビュー時から見守る振付師や兵役時代の友人、親友のチャン・グンソクなども登場。様々な視点から等身大の「ジェジュン」に迫っている。
(構成・文/本誌・直木詩帆)
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※週刊朝日 2021年7月16日号
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