ジェジュン、タブー質問にも答えた 映画撮影は「裸になった気持ち」 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

ジェジュン、タブー質問にも答えた 映画撮影は「裸になった気持ち」

浜田奈美週刊朝日
「ジェジュン:オン・ザ・ロード」から (c)STORY WORKS

「ジェジュン:オン・ザ・ロード」から (c)STORY WORKS

 韓国人アーティストのジェジュンのドキュメンタリー映画「ジェジュン:オン・ザ・ロード」が7月2日から公開されている。インタビュアーと撮影を手がけたのは、韓国の大ヒット映画「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督だ。これまで誰も踏み込めなかったジェジュンの内面や複雑な過去への思いに迫り、孤独に苦悩してきた青年の肖像をスクリーンに描き出す。日本の報道陣とのインタビューで、今回の撮影を「裸になった気持ち」と語った。

【写真特集】「ジェジュン:オン・ザ・ロード」で見せる等身大の姿はこちら

*  *  *
「ジェジュン:オン・ザ・ロード」は、ジェジュンと交友の深いイ・ジェハン監督自身がインタビュアーとなり、対話形式でジェジュンの半生と過去への思いを引き出していく異色のドキュメンタリー映画だ。

「幼い頃の思い出は?」
「お姉さんたちの影響は大きい?」

 口調こそ穏やかだが、魂に深く語りかけるようなイ監督の問いに対し、ジェジュンは愚直なまでの誠実さで正面から語り返す。

 貧しくも温かい家庭で育った幼少期。歌手になろうと決意し、バス代だけ握りしめて田舎町からソウルへ向かった少年時代。ソウルでの極貧生活とデビューまでの厳しい道のり。そして芸能界に現存する「越えられない壁」のこと……。ジェジュンが運転する車で二人はある目的地へと向かいながら、問いと語りは続き、夏の日差しに輝く韓国の風景と融合しながら映画は進行する。

 おそらくジェジュンが裕福な家庭に生まれ、芸能生活においても順風満帆に生きてきたら、この作品は「映画」として成立し得なかったかもしれない。というのも、ジェジュンの35年間の人生には、フィクションを容易に超える苦難と挫折、そして克服の物語が詰まっているからであり、葛藤のすえ自分が前に進むために導き出した「人生哲学」があるからだ。

 ジェジュンは1986年、ソウルから南に約120キロの忠清南道公州に生まれた。両親と8人の姉の11人家族に育ったが貧しく、幼少期の夢は「スーパーの店長」だった。しかし中学3年生で2番目の夢だったアーティストを目指し、一路ソウルを目指す。少年の夢をただ一人「やるべきだ」と応援してくれたのは中学校時代の恩師だったといい、当時の状況は「出家に近かった」という。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい