「それなら、もっと早く引っ越せばよかったのに」って思う人もいるだろうけど、ボクは、とにかく引っ越しが大嫌いなんだ。この連載でも伝えたこともあるけど、この世で、最も嫌いなものが、引っ越しといってもいいかもしれない。だって、とにかく面倒くさいでしょ? 

 不動産屋に足を運んで、色んな物件を見て、もろもろ書類を書いて、引っ越し業者に依頼して、荷物をダンボールに詰めて、新しい部屋の家具の配置とかを決めて…とか、もう面倒くさいことだらけ。こんなものに時間をかけるくらいなら、もうずっと同じ部屋でいいやって思っていたくらいだからね。

 そんなボクが、今回、引っ越しができたのは、こういう面倒くさい作業を、「水曜日」のスタッフやボクのマネージャーが手伝ってくれたっていうのが、めちゃくちゃ大きい。だって、ゴミが100袋以上も出たんだよ? 冒頭でも伝えたけど、絶対ボク一人では、引っ越しできていない。ほんとに助かったよ。

 新しい部屋の広さは87平米で、間取りは2SLDK。しかも屋上までついている。ワンフロアに一戸だから、隣人ことを気にしなくていいのも魅力。家賃は29万円。以前のマンションが家賃12万円だったから倍以上の価格だね。

 以前の部屋は、至るところにモノが散乱して、とにかく汚かったから、今回の部屋は、なるべくキレイな状態を保つことが目標。リビングと寝室がちゃんと分かれているから、これまでみたいにベッドの上でご飯を食べるような行為はもうやめたよ。タレなどをこぼしたりすると、すぐにシミとかできちゃうしね。「ベッドは食卓じゃないんだな」っていうのを、今回の引っ越しで改めて気づけたよ。

 15年も住んだんだから、退去する日はけっこう寂しくなったりするんだろうなって思っていたんだけど…正直、まったく何も感じなかったなー。これには、ボクも驚いたよ(笑)。逆に、「すっきりした」っていう気持ちのほうが大きいかも。

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