12月18日に急死した女優・神田沙也加さん(享年35)と交際していたことを明らかにした俳優の前山剛久(30)に、SNSやネット上で批判の声が殺到する事態になっている。
前山は若手俳優集団「D―BOYS」のメンバーで、漫画、ゲーム。アニメなどの2次元の世界をミュージカルや舞台などで忠実に再現する「2・5次元俳優」で活躍している。今年8月から帝国劇場などで上演されたミュージカル「王家の紋章」で沙也加さんと初共演し、11月から始まった「マイ・フェア・レディ」でも、立て続けに共演を果たしていた。
前山は22日に、所属事務所の公式サイトでコメントを発表。「この度、神田沙也加さんのご訃報に接し、心から哀悼の意を表します。私、前山剛久は神田沙也加さんと真剣なお付き合いをしており、将来を見据えたお話もさせていただいておりました」と結婚を前提に交際していた事実を明かし、「『王家の紋章』『マイ・フェア・レディ』にて同じ舞台に立たせていただき、女優としても、人としても、大変尊敬する存在でした。ただ今は、神田沙也加さんが天国でも、あの素敵な笑顔のままいてくれる事を願い、心よりご冥福をお祈りいたします」と綴った。
所属事務所によると、沙也加さんの急逝にショックを受けた前山剛久は憔悴しきっている状況で、「マイ・フェア・レディ」に今後の公演で出演しないという。所属事務所として、医師の指導のもと前山のメンタルのサポートを行っていくという。
沙也加さんは18日、同作の札幌公演で宿泊していた高層ホテルから転落し、多発外傷性ショックのため急死した。衝撃的な急死に驚きと悲しみの声が上がる中、前山が沙也加さんと交際していた事実を明かす前に、スポーツ紙やフライデー、文春などが2人の交際を報じていた。
その後、前山のインスタグラムに誹謗中傷の書き込みが殺到。コメント欄の閉鎖に追い込まれた。ツイッターでは現在も、前山の人格を否定するようなコメントが書き込まれる事態が続いている。