4月1日から公開されるレオス・カラックス監督の最新作『アネット』の新たな本編映像が到着した。
『第74回カンヌ国際映画祭』監督賞受賞を受賞した同作は、スパークスがストーリー仕立てのスタジオアルバム『アネット』として構築していた物語が、カラックスの出会いによって映画へと発展。製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実力派マリオン・コティヤールを主演に迎え、カラックスが初めて全編英語でミュージカルに挑んだダークファンタジーロックオペラだ。
到着した映像は、嵐が吹き荒ぶ洋上でアダム・ドライバー演じるヘンリーと、マリオン・コティヤール演じるアンがワルツを踊りながら二重唱を歌うシーン。カラックスは元来デジタルを嫌い、グリーンバック合成なども好まないが、同作では重要シーンの多くが昔の撮影所のようにスタジオ内で創意工夫して作り出され、特殊なセットで撮影された。
そのため美技術スタッフ間で「スクリプト・テク」と呼ばれる部門ごとの詳細を記した台本が共有、相互に連携し議論しながら現場作業が進められ、色彩についても「夜の『黒』をベースにどう色を配置していくか」「ヘンリーを象徴する『緑』や、アンの『黄色』をどう使うか」など細かく検討したという。
◎映画情報
『アネット』
2022年4月1日(金)ユーロスペースほか全国ロードショー
監督:レオス・カラックス
原案・音楽:スパークス
歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC
出演:
アダム・ドライバー
マリオン・コティヤール
ほか
上映時間:140分
配給:ユーロスペース
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