いい意味?で“大人”であるためか、当時の生徒の気質を片山議員は“のんびり”していたと言う。

「干渉されず、押さえ込まれることはないので、みんなおのおのでやっている感じが強い。だから、のんびりしている雰囲気なんですかね。6月に体育祭があって、そこまでは行事に打ち込むので、浪人して大学に行く人も多かったです。私も体育祭まではテニスを一生懸命練習していました。3年生の6月まで行事に打ち込んで、それが終わってから受験勉強に切り替えるというのは、普通の進学校ならあまりやらないですよ。筑付は、受験のために行事をなくしてしまうのは“ダサい”という雰囲気がありました」

 筑付での高校生活をたっぷり満喫した片山議員。「後輩たちに一言、声をかけるとしたら」と聞くと、

「昔は放っておいても東京大学などの有名大学に進学する子も多くいたけれども、やや中途半端になってしまっている気もするので、例えばプログラミングの授業で突き抜けてもらうとか、皆さんにはぜひ頑張って欲しいです!」。

 悠仁さまも「筑付」で様々な体験をして、高校生活を謳歌(おうか)してもらいたい。(AERAdot.編集部/太田裕子)

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