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写真はイメージです(Getty Images)
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 1995年の結成から昨年11月の解散まで、V6として26年間を駆け抜けた坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の3人が、「20th Century(トニセン)」としての活動を本格的に再スタートさせた。5月23日に配信がスタートした新曲「夢の島セレナーデ」は、井ノ原主演のドラマ「特捜9 season5」の主題歌としても話題を呼んでいる。「後輩や今の時代とどう向き合うか」を考えるようになったという3人が、先輩から学んだものや、後輩に伝えたいことを語った。

【写真】週刊朝日の表紙を飾った20th Centuryの3人

■井ノ原快彦「中居くんはすごく近い存在だった」

――先輩から学んだことは?

いっぱいありますよ。先輩たちがすごいのは、こうしろとかああしろって言わないの。「俺はこうしてるんだー」って言い方をされたから。あと、お客さんに挨拶をちゃんとしなさい、お客さんを大事にしなさいって言ってくれてたなと。ありがたかったですね。

少年隊も光GENJIもかわいがってくれたし、SMAPは、僕が苦労しているのを見てけっこうプッシュしてくれてたなあ。中居(正広)くんはすごく近い存在だったし。メンバーのみんなが忙しければ、振り付けを覚えて、「ミュージックステーション」のリハーサルに代わりに出たり。日の目は見ないんだけど、「全部完璧に覚えてきたんだ、すげえな、頑張れよ」って言ってくれたし、いじってもくれました。恩がありますね。

――後輩に伝えたいことは?

何かを伝えなければ、みたいなのはほんとゼロで(笑)。本当に、時代が違うから。でも、僕が困ったなって思うことは言うようにしてるかな? 正直に言ってあげることが、愛だと思うんで。例えば、僕の話を聞こうとしてくれるのはうれしいんだけど、全部、はい、はい、はい、だと、あ、ごめん、しゃべりづらいわ、って(笑)。聞く態勢として、え?とか、おー!とか、5パターン用意してもらえると、無駄にならないから、って(笑)。

■長野 博「少年隊にはいろいろ教えていただいた」

――先輩から学んだことは?

少年隊にはいろいろ教えていただきました。作品を作っていくうえでの姿勢や進め方、現場での先輩としての立ち姿とか。現場で見てきて、すごく勉強になりましたね。

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