大人2人がかりでも子ども3人に手を焼いているのに、園の先生方は一体どんな技を使っているんだろう。運動会で年少クラス25人がおそろいのコスチュームを着て登場したときはあまりの愛らしさに歓声を上げてしまいましたが、3歳~4歳児全員をこの服装に仕立て上げるだけでひと苦労だろうな、と頭が下がる思いでもありました。

 季節のイベントは、確かに親にとっては心躍る楽しい機会です。でももし先生の負担になっているなら、アメリカ並みの年1~2回に減らしてもいいんじゃないかとも感じます。小さな子どもたちにとっては、毎日が驚きと発見に満ちた大イベント。特別な理由を作らなくても、彼らは日々刺激的に生きているでしょうから。

〇大井美紗子(おおい・みさこ)
ライター・翻訳業。1986年長野県生まれ。大阪大学文学部英米文学・英語学専攻卒業後、書籍編集者を経てフリーに。アメリカで約5年暮らし、最近、日本に帰国。娘、息子、夫と東京在住。ツイッター:@misakohi

AERAオンライン限定記事

暮らしとモノ班 for promotion
大人のリカちゃん遊び「リカ活」が人気!ついにポージング自由自在なモデルも