
現場では「扱いにくい」というイメージも…
以前に比べると好感度が下がっている印象がある中で、テレビ復帰はなかなか厳しい、というのが多くの業界人の見方だ。実際、新井アナが担当していた番組の多くは後任がすでにフィットしている。「ナゼそこ?」では加藤アナが笑いを交えたトークでハマり役になっており、「所さんのお届けモノです!」では女優の岡崎紗絵が存在感を発揮している。いずれも視聴者からの評価も高い。
「結婚後も活躍を続けている代表的なフリーアナといえば、高島彩アナや小川彩佳アナなどがいますが、彼女たちは家庭とキャリアを両立させつつ、報道というフィールドに軸足を移して成功しました。バラエティーを主軸にした“アイドル系ママウンサー”のポジションは極めてまれです。とりわけ、支持層が男性に偏っていた新井アナにとっては、その路線での復帰はより困難になると思います。後任の加藤アナへの皮肉コメントにより、テレビの現場からは『扱いにくい』というイメージがついてしまった面もあり、これからの信頼回復がカギになってきそうです」(スポーツ紙記者)
一方で、新井アナの“武器”は手数の多さにある。今回の復帰にあたっては、自身が手がける絵本制作を積極的にアピールしている。「この秋には絵本出版を目指して急ピッチで作業中」とのことで、従来のテレビ以外の仕事にも意欲を見せている。前出のテレビ関係者は言う。
「休養前に新井アナが築いてきた実績と発信力は無視できないものがあります。かつてはルックスに注目が集まりがちでしたが、ナレーション力や司会としてのスキルは業界でも高く評価されており、情報番組のMCにこだわらなければ十分に需要はあると思います。多趣味で資格も多く持っているので、バラエティー的には“引き出し”も多い。いずれにせよ、テレビに居場所をつくるには、新たな支持層を獲得し、これまでとは違ったフィールドに挑戦することが必要でしょう」
新井アナの言う“本業”は、今後どのような形になるのか。注目が集まりそうだ。
(泉康一)
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