浅田:私にとっては浜崎あゆみさんです。中学2年の時に初めて浜崎さんのライブに行って、自分もいつかこんなふうに人を感動させるアイスショーがしたい!と思ったんです。それ以来、毎年浜崎さんのライブに行って「私も頑張ろう!」と力をもらってきました。
百田:浅田さんが輝いている姿を見て、私はたくさん救われました。浅田さんにとってのそれは浜崎さんなんですね。
浅田:はい。あと、同じスケート界でいえば、伊藤みどりさん。みどりさんはスケート界のレジェンドで、トリプルアクセルをずっと世界で跳び続けてきた方なんです。中学生ぐらいまで同じコーチのもとで一緒に滑っていたので、みどりさんからのバトンを受け継いだ、みたいな思いもあって、ずっと憧れていました。
百田:へぇ~。初めて伊藤さんのスケートを見たのはいつ頃ですか?
浅田:小学生の時ですね。みどりさんは当時もう引退されていたので、アイスショーを見て「自分もこういう舞台で滑ってみたい」という思いが芽生えました。百田さんが歌手になりたいと思ったのは何歳の時ですか?
百田:実は私、思ったことがなくて。小さい頃はスポーツ選手になりたかったんです。
浅田:へぇ~! それは意外。
百田:新体操とバスケットボールをどっちも一生懸命頑張っていて。で、小学校高学年の時に「もう少ししたら、どちらか一つに絞らないといけないな」って思っていたら、たまたまお母さんが応募したオーディションに受かって今の事務所に入ることになって。で、気づいたらアイドルをやることになってました。
浅田:それは珍しいパターンですね。じゃあ、お母さまが夏菜子さんの人生をガラリと方向転換して。
百田:そうですね。そのまま今日まで来ている感じです。
(構成/編集部・藤井直樹)
※AERA 2025年5月5日-5月12日合併号
※この対談の続きは5月12日発売の「AERA 5月19日号」に掲載します。
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