メイン画像
この記事の写真をすべて見る

11月中旬から12月下旬ごろ、火星とかに座のプレセペ星団が接近して見え、最接近が今日3日となります。関東から九州、沖縄にかけては広く晴れて、観測のチャンスとなるでしょう。双眼鏡を使うと、同一視野内で見ることができるので、試してみてはいかがでしょうか。

今日3日 火星とプレセペ星団が最接近 関東以西は広く観測チャンス

画像A

11月中旬から12月下旬ごろ、夜遅くから明け方にかけて、火星とかに座のプレセペ星団が接近して見え、最接近が今日3日となります。

関東から九州、沖縄にかけてはこのまま広く晴れて、観測のチャンスとなるでしょう。また、今日3日は三日月で、月明かりも比較的少なくなります。
プレセペ星団は、暗い場所では肉眼でぼんやりとした光の塊のように見えます。なるべく空が開けた街明かりの少ない場所を選びましょう。
双眼鏡を使うと、火星とプレセぺ星団が同一視野内で見ることができるので、試してみてはいかがでしょうか。

星がきれいに見える条件

画像B

星がきれいに見える条件は以下の2つです。
① まず、月明かりが少ないことです。明るい月が空に姿を見せていると、その明るさに隠されてしまって、星が見えにくくなっています。このため、月が空に出ていないときの方が、よりきれいに星を見ることができます。満月に近い太った月ほど、明るい上に夜間に出ている時間が長いため、星空観察の妨げになります。

② 次に空気が澄んでいることです。星空観察を妨げる要因となるものの一つが水蒸気です。水蒸気は大気を霞ませ、空の透明度を下げてしまいます。水蒸気が少ないということは、大気の透過率が高いということを示します。そのため、太平洋側では、大気中の水蒸気が少ない乾燥した冬にこそ星がよく見えるようになります。