台風25号は「非常に強い」勢力に発達しています。今後も北上を続けて、週末~週明け(16日~19日頃)には沖縄に接近する恐れがあります。次第に動きが遅くなるため、沖縄では影響が長引く可能性もあります。備えは早めに済ませてください。
台風25号「非常に強い」勢力に 週末から動き遅く
台風25号は14日午前0時に「非常に強い」勢力になりました。午前6時現在も非常に強い勢力を保っており、フィリピンのすぐ東を北上しています。
今後も北上を続けて、週末16日(土)以降は沖縄の先島諸島に接近する恐れがあります。予報円の最も東側を通れば、週明けの18日(月)以降は沖縄本島に近づく可能性も。
沖縄に近づく頃には暴風域がなくなり、19日(火)頃には熱帯低気圧に変わる予想ですが、油断はできません。予報円が大きく進路が定まらず、動きが遅くなる可能性もあるため、沖縄では雨や風の影響が長引く恐れがあります。
沖縄は台風接近前から雨強まる 16日(土)以降は荒天長引く恐れ
沖縄では台風接近前から湿った空気が入るため、雨が強まる見込みです。明日15日(金)は各地で雨が降り、局地的に雷を伴って降り方が強まるでしょう。雨に対する備えはより早めに済ませておくとよさそうです。
16日(土)~18日(月)頃は台風接近が予想される先島諸島では雨や風が強まる恐れがあります。本島地方でも台風の動き次第で18日(月)~19日(火)頃は雨や風が強まる予想に変わるかもしれません。
16日(土)以降は台風の動きが定まらないため、接近タイミングが遅くなったり、影響期間が長くなったりすることもあります。最新の台風情報をこまめに確認してください。
台風による大雨 備えるポイントは?
台風接近が予想される中、大雨が心配されますが、事前に備えておくポイントは、次の3つです。
1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも確認しておいてください。
2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは可能な限り高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも被害を小さくできます。
3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。
いずれも台風が近づいてから備えるのではなく、台風情報を確認して、早めに対策を行ってください。