天皇、皇后両陛下は11月5日、今年度の文化勲章の受章者と文化功労者を皇居に招き、茶会を開いた。両陛下の長女、愛子さまは初めての参加。秋篠宮家の次女、佳子さまと同じテーブルに座り、息の合った様子を見せた。愛子さまは10月末の秋の園遊会でも、成年皇族としての「落ち着き」ぶりで、佳子さまとともに会の進行に注意を払う余裕も。そんな成長した「娘」を皇后雅子さまも信頼し、園遊会を楽しんでいたご様子だった。
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文化勲章の受章者や文化功労者を皇居・宮殿に招いての茶会は、5年ぶりの実施。
愛子さまは淡い白系、佳子さまはボルドーのセットアップという「紅白コーデ」での参加となった。おふたりは、2年前の秋季雅楽演奏会でも「紅白コーデ」で登場。いとこ同士で仲良く会話を交わす光景が話題を集めた。
このとき大学生だった愛子さまは、今年4月から日本赤十字社に就職。社会人として、そして成年皇族としての経験を積んできたことで、おふたりの「連携」はさらに深まってきた印象だ。
この日の茶会でも、同じテーブルに隣り合って座った愛子さまと佳子さまは、まず顔を見合わせてほほ笑み、そして佳子さまが会話を先導した。
江戸時代の日朝関係史が専門の研究者に対して、佳子さまは、
「色々な1次資料をお調べになっていらっしゃるんですよね」
佳子さまがつくった会話の流れにあわせて、愛子さまも、
「実際に現地に赴かれて」
などと質問。おふたりで和やかな雰囲気をつくっていった。
「おふたりとも一緒に育ったいとこ同士でいらっしゃるだけに、行事の場ではお互いの動きをスムーズに察知して動かれるなど、息のあった連携を見せておられる。おふたりともに、公務のご経験を積まれていくうえで、よいご関係でいらっしゃるのではないでしょうか」
と、かつて皇室に仕えた人物は話す。
愛子さまが笑うと、周りの空気が明るくなる。秋の園遊会では、そうした愛子さまの魅力が伝わる場でもあった。