「ドカベン」の色紙に喜んだ皇族は?
漫画に親しんできたのは、秋篠宮家でも同様のようだ。
2015年11月の秋の園遊会では、「ドカベン」「あぶさん」といった野球漫画で知られた水島新司さん(22年に死去)と秋篠宮さまのあいだで、話が盛り上がったようだ。
実は秋篠宮さまが高校生のときに、水島さんからドカベンのキャラクター「殿馬」が描かれた色紙をもらったことがあったという。水島さんは、園遊会に出席していた長女の小室眞子さんからも、「父が色紙をいただいて非常に喜んでいる」と伝えられたという。
次女の佳子さまは16年、鳥取県にある人気漫画「名探偵コナン」の作者を紹介する「青山剛昌ふるさと館」を訪問。「コナン」を読んだことがあるかたずねられた佳子さまは、
「はい、あります」
とにっこり。同じ青山さんの作品「まじっく快斗」も読んでいると明かした。
「天皇家はお化け好き」と水木しげるさん
「天皇家はお化け好きですよ。根っからのお化け好き。近づいたときに感じます」
そう答えたのは、漫画家・妖怪研究者として知られた水木しげるさん(15年に死去)。
水木さんは11年秋の園遊会に、妻の武良布枝さんとともに園遊会に出席。上皇さまや陛下とも、妖怪について話が盛り上がった。
水木さんは、都市では深夜でも明るく、人びとの生活から暗闇が消えたことについて、「電気が妖怪を消した」と講演などで話していた。陛下は、この水木さんの言葉をご存じだったという。
妻の布枝さんも、
「妃殿下方はみなさん、(お化けに)関心がおありのようでした」
と取材に応えている。