鳥取空港に到着した秋篠宮家の次女佳子さま=2023年9月23日 代表撮影
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 皇族方にとって地方での公務は、多くの国民と身近にふれあう重要な機会だ。そんな皇族方の「あのとき」を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2023年10月16日に掲載した記事の再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。

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 秋篠宮家の次女佳子さまは「第10回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」への出席予定で鳥取県を訪問されたとき、以前にも公務で着用したオレンジベージュのレースのワンピースにブラウンのショート丈ジャケット姿でお出ましになった。その装いに、皇室番組の放送作家のつげのり子さんは「目を見張った」と話す。それはなぜか。
 

 9月23日、「第10回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」の出席のために鳥取県入りされた佳子さま

「鳥取空港に到着されたときの佳子さまの装いを拝見して、いままでの皇族の方にはない、大胆な装いだと目を見張りました」

鳥取空港に到着された佳子さまの装い 代表撮影

 そう話すのは、皇室番組の放送作家のつげのり子さん。着目したのは、佳子さまのユニークなアクセサリーだ。

「佳子さまのブローチが木の風合いで、イヤリングもそれに合わせて木質系の素材が使われたものに見えました。女性皇族のアクセサリーといえばパールなど、キラキラしたものが多いように思いますが、今回の佳子さまのアクセサリーは素朴で地味な印象です。

 しかし、佳子さまの存在感そのものが可愛らしさにあふれているので、木の風合いのアクセサリーは、逆にハッと目を引く効果を生み出していました。無難にキラキラした宝飾品をつけるのではなく、あえてこのセレクトをされたところに、佳子さまのチャレンジ精神を感じました。

 下手をすると華やかさを失うかもしれないのに、それを新たな魅力に変えてしまう佳子さまは、本当にセルフプロデュースに長けていらっしゃると思います」

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佳子さまの強い意思を感じる