佳子さまが「赤」を着る理由

「第45回聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」の第2部発表会に臨む秋篠宮家次女佳子さま=23年1月23日、東京都渋谷区の青山学院講堂、代表撮影
佳子さまがテニス協会100周年式典ご臨席されたときも赤いレースの装いだった=23年1月25日 代表撮影

女性皇族の方は公務などでの装いに、メッセージを込めて洋服を選ばれると言われています。中でも佳子さまは、明確にその時々の意思を反映されているように思います。

 それをはっきりと打ち出していたのが、昨年9月頃から今年2月にかけて、デザインは異なるのですが、全身『赤』の洋服をお召しになることが多かったことです。特に今年1月から2月は報道陣のカメラが撮影した佳子さまのお出ましは全部で12回、そのうち4回が『赤』の洋服でした。

 一般的に、全身『赤』の洋服を着るには勇気がいりますよね。それをあえて選んでいるのは、赤は情熱の色と言われますが、佳子さまは『揺るぎない自分を世の中に知ってもらいたい』『自分自身が信じたことを貫く』という、明確な意思を表明されているのではないでしょうか。周りから何を言われても自分自身を見失わないということを、強いインパクトを持つ『赤』という色に託して意識的に表わされたのだと推察します。

 それこそが、可愛いアイドル的なプリンセスだった佳子さまが、そこから脱皮して強い女性だということをアピールされている、セルフプロデュースなのかもしれません」

新年一般参賀に出席した秋篠宮さま、紀子さま、佳子さま、三笠宮妃百合子さま。佳子さまはボルドーカラーにも見える赤いドレスで=2023年1月2日 代表撮影
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袖丈にもセルフプロデュース力が