保冷剤を脇に挟むのが最も手っ取り早く汗を引かせるという発見までは今夏のうちに辿り着いたものの、外出2時間以降は使い物にならないのが保冷剤。凍ったペットボトルを出先で購入してしのごうとしたけれど、あれも溶け始めると、そこまで冷たくない。

 あーもう! 今から来年の夏の到来が憂鬱です。みんなどうしているのかと周囲を見渡しても、私ほど顔面に汗をかいている人は見当たらない。なにか特別な工夫をしているようにも見えません。脇ならボトックスを打つという手があるけれど、さすがに顔面にそれはまずいでしょう。

 肌のキメを褒められることが多いのは新陳代謝が良いからに違いないのですが、その代償が滝汗なのは受け入れ難いのです。名案をご存じの方は、是非ご一報ください。

AERA 2024年9月9日号

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