ファンならではの目線では、衣装、表情、しぐさなども、それぞれの動画で楽しめたそうだ。
「6曲それぞれ、お召し物が全部違うんですよね! どれも本当に上品で、リラックスしているお姿にピッタリの服。そういうところもいいなと思って、ひとつひとつお洋服もしっかり見せてもらいました。
また、曲によってさまざまな表情を見せてくれました。『TATTOO-JAZZ-』の最後では、お茶目でニコニコ笑ってピースする姿が見られたし、『BLONDE-JAZZ-』は大人っぽい妖艶な感じで歌われている。6曲それぞれの色が違って、改めて見返してウットリしておりました(笑)」
そんな6曲の中でも、Kayaが推すのは「声として一番好きなのは『ジプシー・クイーン-JAZZ-』。アレンジが好きなのは『BLONDE-JAZZ-』」と話す。
「『BLONDE-JAZZ-』は何度も言うけど本当にカッコいい! いまじゃないと出せない味があり、2024年の“進化した明菜さま”という感じですね。
総じて、明菜さんがいい意味で力を抜いて、喉に負担をかけず、かつ1曲1曲丁寧に歌われていますが、声として一番好きなのは『ジプシー・クイーン-JAZZ-』でした。一番低めというか、明菜さんの魅力的な低音と歌い方のバランスが丁度いい感じがしました。
『TATTOO-JAZZ-』は、以前にもジャズアレンジを出しているので(2002年12月4日 発売『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』)、聞いていて安心。“やっぱりジャズアレンジは合うよね!”“こういうアレンジ、聞きたかった!”と改めて思いました」
動画にはワクワクが止まらない
今回の企画の中で最後の歌唱動画アップされるまで、ワクワクが止まらなかったという。
「5月1日の動画配信の日まで、“次の曲はなんだろう?”ってワクワクしていましたが、最後は、なんだろうと思いながらもデビュー曲『スローモーション』のセルフカバーで“だよね!”という感じでした(笑)。
82年のデビューの頃のはつらつとした、初々しい曲『スローモーション』を大人っぽくしっとりと歌い上げ、他の曲に比べて、特に丁寧にというか、ひと言ひと言大事に歌っている感じがしましたね。聞いていて、いとおしくなる印象を受けました。
明菜さんもこの曲に関しては思い入れも強いでしょうし、とても愛おしそうに歌っていらっしゃるなと思いました」