川島如恵留[かわしま・のえる] 1994年、東京都生まれ。青山学院大学総合文化政策学部卒。小学生で芸能活動を始め、Travis Japanとして、2022年に世界配信デビュー。高い英語力で、グループの海外での活動を牽引している。宅地建物取引士、国内旅行業務取扱管理者の資格を持ち、2024年は総合旅行業務取扱管理者を受験予定。3月18日、5th single「T.G.I. Friday Night」を、「Original Ver.」(英語詞)と「Japanese Ver.」(日本語詞)の2バージョン同時リリース(撮影/写真映像部・東川哲也)

 2022年に世界配信デビューを果たしたTravis Japan。そのなかでも、高い英語力を持ち、海外でのインタビュー応答や交渉、ナレーションなどを一手に担う川島如恵留。彼が英語を話すうえで大切にしていること、そして学びのモチベーションとは。AERA 2024年3月4日号より。AERA 2024年3月4日号より。

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 川島如恵留が英語を話すうえで大事にしていることが、二つある。

「いま、海外のお仕事があるとき、いちばん意識しているのはユーモアです。どれだけ懐に入り込んでしゃべることができるか。ネイティブレベルで話せるわけではない僕とちゃんと向き合って会話をしようって思ってもらうには、ユーモアとかオープンな雰囲気を相手に感じ取ってもらうことが大切だと思うので。わかりやすいアメリカンジョークを使ったりもします」

 たしかに、アメリカの人気公開オーディション番組「America's Got Talent(AGT)」でのやりとりにも、ユーモアが感じられた。

「わかりやすく言うと、What brings you here?って訊かれたときに、Airplaneって答えるみたいな(笑)。なんだこいつおもしろいじゃん、って思ってもらえるような返しがすっと出てくるように、英語を使うぞっていう部分じゃないところで、頭を回転させようとしていますね。日本語を使うときとは、明確に違う意識を持っています。

 ファンの方からもよく、英語しゃべってるときのほうが生き生きしてるね、ってコメントももらったりするんですよ。でも日本語で同じやりとりをすると、自分のキャラクターやイメージと、ちょっとずれちゃったりするから(笑)」

 コミュニケーション面以外で、英語で会話をするときに意識していることは、「相手に何を答えてほしいのか、自分が何を答えるべきなのか、ちゃんと明確に話すこと」だと言う。

「例えば、あんまり言わないですけど(笑)、Do you have a restroom?って訊くより、Do you know where a restroom is? みたいな。トイレあります?と、トイレどこか知ってます?って、日本語でも違うじゃないですか。あっちにあるよ、どうぞ、って言ってもらうためにはどうするか、っていうのを、明確に使い分けるようにしている。自分が答えたときに、具体的にはどうなの、って訊かれにくいようにする、っていうことも含めて、意識しています」

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