中国地方は、2月中旬は暖かい空気が流れ込みやすく、かなり気温が高くなる見込みです。雪解けが進み、スギ花粉は本格的に飛散するでしょう。今年も春の訪れが早まりそうです。
中国地方 2月中旬は高温顕著
2月8日発表の気象庁1か月予報によると、中国地方は向こう1か月(2/10~3/9)は、寒気の影響を受けにくく、特に2月中旬は南からの暖かい空気が流れ込みやすいため、平均気温がかなり高くなる見込みです。
中国山地の積雪の多い地域では、一気に雪解けが進む恐れがあります。雪崩に十分ご注意ください。高温に弱い農作物の管理などにも注意が必要です。
また、スギ花粉の本格的な飛散が始まるでしょう。暖かさで桜の花芽も膨らみ、春の訪れが早まりそうです。
春本番の陽気で花粉シーズンに 積雪の多い所は雪崩に注意
中国地方は、明日9日(金)の日中は晴れて、日差しのぬくもりが感じられるでしょう。ただ、夜は山口県や山陰で通り雨がありそうです。
3連休は、10日(土)と12日(月・振替休日)は晴れる所が多いでしょう。11日(日・建国記念の日)は雲が広がり、雨の降る所がある見込みです。気温は日々昇温し、12日(月・振替休日)は3月並みの暖かさとなるでしょう。
3連休明けの13日(火)も晴れて、最高気温は15℃くらいと、春本番の陽気となるでしょう。この暖かさでスギ花粉が本格的に飛び出しそうです。花粉症の方は万全な対策をして、お出かけください。
14日(水)は湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降る所がある見込みです。暖かな空気が流れ込むため朝の冷え込みはなく、日中は山陰を中心に気温が高くなるでしょう。松江や鳥取など、20℃近くになる見込みです。中国山地の積雪の多い地域では雪崩に注意が必要です。
2月後半も寒気の影響を受けにくい
来週後半も強い寒気の流れ込みはなく、再来週は気圧の谷や湿った空気の影響で、くもりや雨の日が多くなりそうです。
花粉は、晴れて気温が高い日や、空気が乾燥して気温の高い日、雨上がりの翌日以降に飛びやすくなります。花粉症の方は花粉を取り込まないよう、対策をしてください。
帰宅後も花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。外出中はマスクやメガネ、帽子などで、花粉を取り込まないようにしてください。
帰宅時は、家の中に花粉を持ち込まないように、衣服や体についた花粉を払ってから家の中に入りましょう。うがいや洗顔をして、掃除は拭き掃除がおススメです。また、喚気をする際は、窓の開けすぎに注意し、10㎝程度にしておきましょう。