全国で続いた猛暑日。気温36度、37度の表記にも目が慣れてしまいました。
そろそろ猛暑日から解放されたいところですが、高気温+ベタベタ湿度の「ジメ暑」が続くこの季節、実は大掃除に最適です! 冬の寒いときよりもメリットがあるからです。
熱中症には注意が必要ですが、長い間エアコンの効いた室内にいると内臓が冷えて体調不良の原因にもなりがちです。
お盆休み後半は家族そろっていい汗をかいて、カラダも家もスッキリしませんか?
夏らしく楽しんでやるのがコツ
お正月を年始と捉える日本。神社などの煤払いをはじめ、各企業や家庭においても年末の恒例行事や師走の風物詩ともなっているのが「大掃除」です。
とはいえ、窓を拭くには外は寒いですし、台所や浴室を掃除する水は冷たいなど、冬の大掃除はつらいことばかり。
その点、夏はキッチンの油汚れが冬のように固まらないので落としやすく、暑い屋外でも水を使えばかえって気持ちがいい!
さらに、カーテンやマットなど、大物を洗濯してもすぐに乾くので片づけやすいのです。
つらい、面倒、義務……という冬の大掃除ではなく、ラク、適度、気持ちよく…をテーマに、夏の大掃除を始めてみましょう!
ぜひ取り組みたいのはキッチンの油汚れ
油汚れが溜まりがちなキッチンはぜひ取りかかりたいところ。換気扇やコンロなどの油汚れを放置しておくと、冬にはカチカチに固まって取れにくくなってしまいます。夏のうちに少しでもゆるんだ汚れを落としておきましょう。
段ボールに大きなビニール袋を入れ、その中に水(10リットル)を入れて重曹(カップ1)を溶かします。
ゴトクや換気扇の羽などをいれて15分以上つけておき、ゆるんだ汚れをブラシでこすって洗い流します。
こびりついた汚れは使用済みテレカなどを使えば傷がつきません。
汚れた水はビニール袋の端を切って流しましょう。段ボールの角にあらかじめ穴を開けておくと、ダンボールに入ったままビニールを切ることができます。
頑固な油汚れを夏にキレイにしておけば、汚れが溜まりにくくなるので、年末の大掃除の手間が省けますよ。
夏に使うものはこまめにお手入れを
真夏は毎日のようにお世話になるエアコン。
フィルターのほこりを掃除機で吸い取るなど、こまめに掃除したいものですね。2週間に一度の目安でお手入れをすると、エアコンの効きがよくなり省エネにもなるそうです。
いつも動いているので、汚れがわかりにくいのが扇風機です。羽をよくみるとほこりがびっしり……ということのないように、清潔にしておきましょう。
網戸は新聞紙を貼りつけ、反対側から掃除機をかけます。外せる場合は網をたるませないように気をつけて水洗いを。水滴を軽く拭いてはめてしまえばすぐに乾くのでラクです。
夏休み中の子どもと一緒に
子どもがいる家庭は、夏休みはお手伝いをしてもらういい機会。
例えば、植物の観察日記をつけているなら、水をやるときに玄関やベランダに水をまいたり、掃き掃除を頼んでみては? 打ち水効果で涼しくなり、子どもも喜んでやってくれるはず。
お風呂掃除は水遊びの好きな子にはもってこい。もちろん、事故のないように一緒に行うことを心がけましょう。
毎日少しずつでも子どもがしたことを褒めてあげれば、お手伝いの習慣が自然と身につきます。
とにかくこの時期は暑いですから、無理してやりすぎるのは禁物。早朝の涼しい時間帯や夕方など時間を決めて、少しずつゆっくり、がオススメ。熱中症にはくれぐれも気をつけて行ってくださいね。
参考/R.STYLE(リンク先参照)