竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長
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「コンビニ百里の道をゆく」は、54歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

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 寒くなり、ますます海の幸がおいしくなる季節ですね。私たちは、福島第一原発の処理水放出で輸出量が減った三陸・常磐エリアの海の幸の消費拡大を目的として、経済産業省が推進する「ごひいき!三陸常磐キャンペーン」の取り組みに賛同し、12月5日から全国の店舗で三陸産の海産物を使用した「焼鮭のっけ盛り弁当」を発売しています。さらに東北地区の店舗では、三陸・常磐の海産物を使用したおにぎりや調理麺などの商品を発売しています。

 実はこのキャンペーンにはセブン-イレブンさん、ファミリーマートさんも賛同していて、「いつものコンビニでも、ごひいきに!」と題し、コンビニ3社が同じキャンペーンを実施しています。

 これまでも共同物流の実験などで3社のコンビニが協力することはありました。

 でも3社が同時期の商品キャンペーンを一堂に会して展開するのは、私が記憶する限り、初めてのことです。

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竹増貞信

竹増貞信

竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

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