批判をかわすための「ショートリリーフ」?
もともと、新会社の社長には東山紀之氏が就任するはずだったが、辞退することが決まったことで、福田氏に白羽の矢が立ったと報じられている。だが、東山氏の社長辞退、福田氏の新社長就任については、いまだに公式発表はされていない。
1988年から2000年まで旧ジャニーズ事務所に所属し、ジャニー喜多川氏からの性被害を告発した大島幸広氏(38)はこう話す。
「東山氏が、補償・救済会社となるSMILE-UP.と新創設されるエージェント会社の両方の社長を掛け持ちするのは、最初から無理だと思っていました。絶対に中途半端になります。だから、新会社の社長を辞退したのは正解だと思います。東山氏は記者会見で袋だたきにあって、精神的にもきつくなっていたんでしょう。今後はSMILE-UPの社長に専念して、被害者救済一本でやっていってほしい」
福田氏については「よくわからない」と前置きした上で、こう語る。
「旧ジャニーズ事務所が良くなっていってくれればいいんじゃないか、くらいにしか思わないです。個人的な見方ですが、福田氏は批判をかわすためのショートリリーフで、ジュリー氏(藤島ジュリー景子氏)はいずれ、井ノ原快彦氏を社長にしたがっていると思います」(同)
ジュリー氏は今後、事務所経営にはタッチしないと記者会見で明言しているが、大島氏はまだ彼女の影響力が残るのではないか、とみる。旧ジャニーズ事務所をよく知る芸能プロダクション社長もこう話す。
「ジュリーちゃんも、自分は経営から身を引くとか言いながら、結局はコントロールしたがる。やっぱり、気心がしれた人のほうがやりやすいと思ったんでしょうね。それで、(最初は)東山と井ノ原が抜擢されたわけですから」