米アップルは5月19日、ノートパソコン「MacBook Pro」の新製品を発表した。新製品は、15インチ版のMacBook Pro Retinaディスプレー搭載のモデル。最新の高速内蔵ストレージ(SSD)の搭載による速度向上や、従来品より1時間長くなった最大約9時間の連続動作を実現した。
目玉は、マウスや画面を操作するタッチトラックパッドに、新型の感圧センサーを搭載したこと。指で押した圧力を感知することで、「強めのクリック」という新しい動作が可能になった。例えば、Web上のリンクを強めに押し続けることで、リンク先のページを小さくプレビューできる。
本体容量に256GBのSSDを搭載した下位モデルと、512GBのSSDや高度な3D描画が可能なグラフィックス機能を搭載した上位モデルがある。
下位モデルの値段は24万2784円、上位モデルの価格は30万5424円(いずれも税込み)。前のモデルに比べて、それぞれ1万円以上も値上がりしている。
MacBook Proは、年一度のペースで新モデルが登場しており、今回もその一環とみられる。今回の新モデルについて、ネット上では「マイナーチェンジ」とみる意見や、「円安効果か」といった値上げを嘆くなど批判的な意見も相次いでいる。一方で、購入者からは「高速SSDの搭載で、処理速度がかなり早くなった」と好意的な感想もある。
新モデル、買い時か否か……判断に悩むところだ。
(ライター・河嶌太郎)