待ちに待ったゴールデンウイーク(GW)ももうすぐ!
4月25日から12連休という方がいらっしゃる一方、カレンダー通りの5月2~6日の5連休を利用して遠出を計画している方も多いのではないでしょうか?
GWはどこも混む……と分かっていても、小さなお子さんがいらっしゃる家族だと車移動がやはり便利。とはいえ何十キロにもわたる渋滞で、今から運転疲れが心配という方も多いはず。
そんな方のために、渋滞の疲れを吹き飛ばしてくれる人気のサービスエリアを紹介します。

お城のような外観の駿河湾沼津SA(新東名高速道路 静岡県)は、夜もきれい
お城のような外観の駿河湾沼津SA(新東名高速道路 静岡県)は、夜もきれい
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進化するサービスエリア

サービスエリア(以下、SA)といえば、駐車場、トイレ、ガソリンスタンドに加え、休憩所、売店、食堂などが併設されているイメージですよね。「運転の途中に休憩で立ち寄る場所」という目的が一般的ですが、最近のSAは「休憩」の域を超えたサービスを提供しているところが多いことをご存じですか?
2013年に行われた「運転に関する意識調査」(常盤薬品工業調べ)では、「渋滞のときの気晴らし対策」として「SAで休憩」と答えた割合が71.8%と1位の回答でした。
この結果からも、長時間運転する人にとっては欠かせない場所ということが分かります。中でも人気のSAは独自の趣向を凝らし、ドライバーの満足度を高めているのです。

「食の王者」海老名SA(上下線)

何といっても有名なのが海老名SAでしょう。人気の理由は国内最大の店舗数(上り線27、下り線19)にあります。疲れているときこそ、おいしいものを食べたくなるのが人間の心情!
がっつりもよし、小腹を満たすのもよし……と、よりどりみどりのラインナップが揃う海老名SAは、まるでテーマパークのように楽しめる点も大きな魅力です。
中でも、SAグルメの火つけ役ともいえる存在が「ぽるとがる」(下り線)の海老名メロンパンです。休日は一日で5000個も売れてしまう大ヒット商品であり、その知名度は全国区!それだけの人気商品となれば、多少の“渋滞”は覚悟してでも一度は食べてみたいものですね。
※海老名SA名物の 「メロンパン」は、リンク先参照

「癒やしのひととき」足柄SA(下り線)

海老名SAに次いで人気なのが足柄SAです。足柄SAの特徴は「癒やし」です。
下り線には「あしがら湯」という入浴施設があります。展望風呂からは、箱根外輪山の最高峰の金時山を眺めながらの入浴を楽しめるうえ、ひのきの香りが漂うサウナもあるというのだからかなり本格的です(料金、営業時間は外部リンク参照)。
さらに下り線には、癒しスポットが他にもあり、その代表格が各テーブルの足元に足湯が置いてある風変わりなカフェ「足湯カフェ」です。このカフェが人気を博しているのは、足湯につかりながら富士山が望められる開放感にあり! 心身ともに癒やされるSAとして、平日も多くの人で賑わっています。

「まるでリゾート地!?」駿河湾沼津SA(上り線)

コンセプトは「リゾートマインド」という駿河湾沼津SA。まるで地中海の港町を訪れたかのような外観は、ここがSAとは思えないほど。新東名高速道路の中で唯一のオーシャンビューエリアです。
駿河湾沼津SA には、24時間利用可能なドッグランがあり、ペット連れの旅行でも犬のストレス解消にはもってこいかもしれません。もちろん人間も十分に楽しめるSAとなっています。中でも、静岡ならではの名産を存分に味わえるのが「マグロの解体ショー」でしょう。
SAの中でもここまでのクオリティのイベントは、なかなか珍しく、“休憩”のレベルを超えた魅力あるSAといえます。
今回ご紹介したのは、交通量の多い東名・新東名高速道路のSAでしたが、国内には他のエリアにもたくさんの名物SAがあります。上り・下りでもそれぞれの違いがあるSA。
渋滞で疲れたと感じたら、きちんと休憩することが事故回避につながります。
くれぐれも疲れを感じる前に休憩をとることを心がけ、居眠り運転、脇見運転に注意しながら、SAめぐりを楽しんでいただければ、と思います。