『2月10日はなんの日?』ヒップホップ史に大きな足跡を残した天才、J・ディラの命日 没後14年
『2月10日はなんの日?』ヒップホップ史に大きな足跡を残した天才、J・ディラの命日 没後14年
この記事の写真をすべて見る

 2月10日はヒップホップの発展に貢献し、今もシーンから絶大な支持を集めるプロデューサー/MC、J・ディラの命日。

 J・ディラは1974年2月7日、アメリカ・ミシガン州デトロイト生まれ。学生時代に地元の仲間たちとスラム・ヴィレッジを結成、90年代にファーサイド、デ・ラ・ソウル、ア・トライブ・コールド・クエストらのプロデュース/リミックスを手がけたことで一躍シーンの注目を集める存在となった。2000年代以降もプロデューサーとしてはもちろん、スラム・ヴィレッジやソロ・アーティストとしてシーンの第一線で活躍を続けたが、その一方で持病による体調不良に悩まされるようになっていった。

 J・ディラは自身の32歳の誕生日である2006年2月7日、ソウルからロックまで多彩な楽曲をサンプリングした渾身のインスト・アルバム『Donuts』をリリース。そして、そのわずか3日後の2月10日、闘病の末32歳という若さでこの世を去っている。生前、多数の音源を残していたJ・ディラ。これまでに未発表音源が数多くリリースされ、死から14年の歳月が過ぎた現在もヒップホップ・シーンに影響を与え続けている。