写真・図版(1枚目)| サイバーエージェントとエイベックス 定額制音楽配信サービスで新会社
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 サイバーエージェントは12月1日、定額制音楽配信サービスを行うため、エイベックスグループと共同で新会社「AWA(アワ)」を設立した。サイバーエージェントはスマートフォン向けアプリの開発や運営で協力する。一方、エイベックスグループは配信楽曲の拡大で協力していく。

 新会社の狙いは、新しい定額制音楽配信サービスを開発・運営をすること。サイバーエージェントとエイベックスグループはそれぞれの強みを生かして、支援していく。

 新会社には両社がそれぞれ50%を出資している。資本金と資本準備金は合わせて20億円。代表取締役会長には、エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長、代表取締役社長にはサイバーエージェントの藤田晋社長がそれぞれ就任した。

 日本の音楽配信サービスは、1曲ごとやアルバムごとでの配信が主流だったが、近年その様相が変わってきている。ここ数年、ソニーミュージックなど各レコード会社が共同出資した「レコチョク」が定額制音楽配信サービスを開始するなど、注目を集めている。

 日本レコード協会によると、今年の有料音楽配信の売り上げ実績のうち、定額制音楽配信サービスが、前年に比べて倍以上の伸びを示している。音楽配信サービスは、曲の”切り売り”から定額制に移りつつあるようだ。

 サイバーエージェントとエイベックスグループが、定額制の音楽配信サービスに本格参入したことで、今後どんな変化がもたらすだろうか。

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