9月30日付のBillboard JAPAN “Top Albums Sales”で、Perfumeの『Perfume The Best “P Cubed"』が98,818枚を売り上げ首位を獲得した(集計期間2019年9月16日~2019年9月22日)。
『Perfume The Best “P Cubed"』はメジャーデビュー15周年イヤー突入を記念してリリースされたオールタイムベストアルバム。メジャーデビュー曲「リニアモーターガール」から最新曲「ナナナナナイロ」まで全52曲が収録されており、彼女たちの15年の軌跡を知ることができる。
今回は『Perfume The Best “P Cubed"』がどの地方で人気が高いのか、Soundscan JAPANの地域別販売データで調査してみた。ここでは2019年 年間の全アルバムの地域別売上比率を平均値とし(以下、全アルバム平均と記載)、平均からの乖離が大きいほどその地域における人気が高いと考える。
調べた結果をグラフ1(billboard-japan.com/d_news/image/80423/2)に示す。Perfumeとしての傾向がみられるかを検証するために過去2作を左側に、全アルバム平均を右端に表示している。
全アルバム平均より比率が高く、乖離が一番大きかったのは中国地方で、全アルバム平均4.7%に対して『Perfume The Best “P Cubed"』は6.0%と1.3倍を記録し、Perfumeの地元広島を擁する中国地方での人気がより高いことがよくわかる結果となった。中部地方、甲信越地方でも1.2倍となり、中国地方に次いで乖離が大きかった。
ここで今作以外を見てみると、前作の『Future Pop』、前々作の『Cosmic Explorer』(いずれも初週の売上で比較)の中国地方の比率はどちらも6.2%となっており、全アルバム平均である4.7%の1.3倍である。このことから、中国地方で高い比率を示すのは今作だけでなくPerfumeのいつもの傾向であろうことがわかる。
日本国内に留まらずアジア、北米へとワールドワイドに活動の場を広げつつもなお、地元の支持が厚いPerfume。これからも彼女らの活躍から目を離せそうにない。