ウィル・スミス、『アラジン』ジーニーの役作りの秘密を明かす
ウィル・スミス、『アラジン』ジーニーの役作りの秘密を明かす
この記事の写真をすべて見る

 2019年6月7日より全国公開の映画『アラジン』でランプの魔人ジーニー役を演じたウィル・スミスが、自身が演じたキャラクターにこれまで彼が演じてきた役柄を投影したことを明かした。

 ウィル・スミスが演じるジーニーは、魔法のランプを巡る大冒険の中で主人公のアラジンと友情を育み、作品のユーモアパートもけん引する重要なキャラクターだ。オリジナルのアニメーション版では、2014年に故人となってしまったロビン・ウィリアムスが吹き替えをした。そんな映画の“顔”ともいえるキャラクターを演じるにあたりウィルは、「もしロビンが時間を超越して彼自身をこのキャラクターに注入したというならば、それと同じことをやるまでだよ!」と固い決意を胸にする。ウィル・スミス版ジーニーを生み出す為に、ウィルは『インディペンデンス・デイ』(96)の空軍パイロットのヒラー大尉や、『バッドボーイズ』シリーズ(95、03)のマイク刑事、そして大人気テレビドラマ『ザ・フレッシュ・プリンス・オブ・ベルエア(原題)』など、90年代に自身が演じた役柄の数々を参考にしたという。

 陽気なマシンガン・トークを炸裂させ、ユーモアを爆発させながらも実はハートウォーミングなロビン・ウィリアムス版のジーニーを、ハリウッド最強のエンターテイナーのウィル・スミスが如何に昇華させるかに世界中から注目が集まっていたが、ウィルはそんな重圧を感じながらも「ロビンにオマージュしながらも、音楽的に異なる何か別のことが出来るのではと考えたんだ。ロビンのジーニーと競争するのではなく、別の車線を走っていると思えるに十分なほどのオリジナリティーを持ったキャラクターにするのさ!」と、新しいジーニー像を生み出すことへの自信のほどを覗かせた。

 ロビンもウィルもコメディーはお手の物。しかし音楽に至っては、プロのラッパーとしての顔を持つウィルに軍配が上がるかもしれない。ウィルは、撮影初日にジーニーがアラジンに出会った時に披露するナンバー「フレンド・ライク・ミー」のレコーディングをしたそうだが、レコーディングに立ち会ったエグゼクティブの1人から絶賛評を受けたという。ウィル・スミス版ジーニーに期待大だ。

◎公開情報
『アラジン』
2019年6月7日(金)より、全国ロードショー
監督:ガイ・リッチー
音楽:アラン・メンケン
出演:メナ・マスード、ナオミ・スコット、ウィル・スミスほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.