iPhone 6
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 アップルの新型スマートフォン「iPhone 6」の平均通信速度が、もっとも速かったのはソフトバンクだった。こんな結果が調査会社・MMD研究所の調べでわかった。

 この調査結果は、北は北海道・札幌、南は沖縄・那覇まで全国の主要20都市、125カ所で通信速度を計測したもの。ネットワーク回線で秒間のデータの転送速度を表す単位「Mbps」でみていくと、データをダウンロード時平均速度は、ソフトバンクが37.03Mbpsでトップ。次いでauが35.3Mbps、ドコモは27.07Mbpsと続いた。この調査はLTE化100%の各主要都市の中心部でおこなったとしている。

 また、同研究所ではスマートフォンでネットを閲覧する時にストレスを感じない速度をおよそ30Mbpsとしており、平均のダウンロード速度についても調査をおこなった。

 その結果、平均のダウンロード速度が30Mbps以上となった調査地は、ソフトバンクが71.2%(125カ所中89カ所)、auが62.4%(同78カ所)、ドコモが36.8%(同46カ所)となっている。

 2013年9月に行った、「iPhone 5c」を使用した同様の調査から比べると、ダウンロード時の平均速度は、10Mbps以上速くなり、かつ30Mbps以上を記録した調査地の数も30%以上増えているという。

 同研究所の担当者は、今回の通信速度調査について「もともと都市部で強いとされるソフトバンクだが、通信網が広がったこともあり、もっとも速かったのではないか」とみている。

 速度計測には、「RBB TODAY SPEED TEST」というアプリを使用した。10時から19時の間に、同じ条件で3回の速度計測を行い、平均値を算出。実施期間は2014年9月20日から24日だった。

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