デジタルオーディオプレーヤーやスマートフォン(スマホ)で音楽を聴く際、音源はインターネットで購入するか、手持ちのCDから取り込むかだが、CDから音源を入れるとなると、パソコンを経由させなければならず面倒が多い。そんな悩みを解決してくれるのが、パソコンを介さずにスマホなどの端末と直接接続して、音楽などのCDデータの楽曲が取り込める「CDレコ」だ。そんな「CDレコ」が更に進化を遂げた、シリーズ第2弾「CDレコ Wi-Fi」が8月下旬から発売された。
株式会社アイ・オー・データ機器が2014年4月に発売した「CDレコ」第1弾は、発売時に話題を呼んだ注目商品だったが、第2弾は更にパワーアップしている。第1弾モデルはAndroid専用モデルだったが、今回の「CDレコ Wi−Fi」は、従来のUSB接続に加えてWi−Fi接続も可能なため、iPhoneやiPodなどのiOS端末にも対応できるようになった。また、USB接続に対応できなかったAndroid端末にも対応可能だ。Android端末の場合はUSBを介してケーブル1本でつなぐこともでき、その場合はWi-Fiより高速での音源取り込みが可能だ。
「CDレコ」の主な特徴は、まず、専用アプリをインストールしておけば、パソコンを必要とせずに音楽CDをスマホに取り込める点。
第二の特徴は、パソコンを必要とせず、スマホなどの端末から直接CDが作成できるという点。スマホでの簡単なタップ操作だけで、楽曲の音楽用 CD-R への書き出しも可能だ。
第三の特徴は、曲名、アーティスト名、ジャケット写真などはインターネット上のデータベースに自動アクセスし、自動で取得するという点。
そして第四の特徴は、取り込み音質は 5 段階から選択可能で、ロスレス圧縮ファイル形式で取り込めば CD 音質そのままの高音質での取り込みも可能だという点だ。
もちろん、「CDレコWi-Fi」もこれらの特徴を全て引き継いでいる。
なお「CDレコ Wi-Fi」で読み込み可能なメディアはCD-ROM(CD-DA)、書き込み可能メディアはCD-R、CD-RW。無線LANはIEEE802.11 b/g/n(2.4GHzのみ)だ。
スマホ/タブレット向けの専用周辺機器はいよいよパソコンと同等の水準に達しつつある。パソコンを持たなくとも様々なタスクに対応する、「CDレコ Wi-Fi」に続くスマホ/タブレット専用周辺機器の製品化には今後期待が持てそうだ。パソコンはもはや不要、そんな時代もそう遠くないのかもしれない。