8月24日に公開される映画『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』で、ABBAの「悲しきフェルナンド」が歌われる本編映像が公開された。
『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は、花嫁のソフィ(アマンダ・セイフライド)が、ヴァージンロードをパパと一緒に歩きたいと、シングルマザーのドナ(メリル・ストリープ)に内緒で、結婚式に自分の父親かもしれない母親の元恋人3人を招待したことで巻き起こる大混乱を描いたミュージカル・ラブコメディ『マンマ・ミーア! 』から10年ぶりとなる続編。ギリシャの美しいカロカイリ島を舞台に“ダンシング・クイーン”をはじめとするおなじみのABBAの大ヒットナンバーと、前作には登場しなかったABBAの名曲の数々で新しい物語が紡がれている。
本作で注目すべきポイントは、ABBAファン垂涎の隠れた名曲が多く採用されている点。楽曲選定については、ABBAのメンバー自ら携わっており、ビョルン・ウルヴァースは「私とベニー・アンダーソンの2人が推薦した楽曲は、私たちが愛してやまない楽曲ばかりだった。シングル・カットされなかった曲も含めてね。製作総指揮・原案を務めたリチャード・カーティスもあまり知られていない曲を候補として挙げてきた。それに対して私達は“いいね、良いアイディアだ”と賛成した。“この曲はどう?”とみんなで話し合いながら選曲していったんだ」と舞台裏を語った。
この度、本編に登場するABBAの隠れた名曲の中から宣伝マンが3曲ピックアップ。1曲目の「アンダンテ、アンダンテ」は、若きドナが建築家のサムと出会い、恋に落ちる瞬間を象徴する楽曲として登場する楽曲。高音と低音を見事に歌い分けるリリー・ジェームズは、「ジャズ風で、楽々とこなしている感じがあるし、非常に官能的だわ。このメロディー―が私の声にぴったりなのが気に入っているの」と語っている。
2曲目は、舞台となるギリシャ・エーゲ海のホテル“ベラ・ドナ”のリニューアルパーティーで、ドナの一人娘・ソフィーとダイナモスが披露するバラード「アイヴ・ビーン・ウェイティング・フォー・ユー」。ABBAメンバーであるベニー・アンダーソンは、本楽曲のレコーディングに参加しており、アマンダ・セイフライドの歌声を聞き「素晴らしい時間だった」と大絶賛。また、この楽曲が歌われるシーンは、本作で最もエモーショナルなシーンだったという。
そして3曲目は、「悲しきフェルナンド」。前作『マンマ・ミーア!』ではメリル・ストリープ演じるドナが、この曲の鼻歌を歌いながら現れて、ソフィや3人のパパ候補をひやひやさせた同曲だが、本作ではシェール演じるソフィの祖母・ルビーが、かつての恋人・セニョール・シエンフエゴス(アンディ・ガルシア)との再会に歓喜する場面で歌唱される。長年忘れる事が出来なかった想い人との再会を果たす切ないシーンでは、色鮮やかな花火が打ち上げられ、幻想的な雰囲気が作り出されている。
映画を見る際には、物語を鮮やかに彩るABBAの楽曲にも是非注目してほしい。なお、映画『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は8月24日より全国ロードショー。
◎『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』
「悲しきフェルナンド」歌唱シーン:
https://youtu.be/RWjJLLkaNoU
◎公開情報
『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』
2018年8月24日(金)より全国ロードショー
監督・脚本:オル・パーカー
原案:キャサリン・ジョンソン、リチャード・カーティス、オル・パーカー
製作:ジュディ・クレイマー、ゲイリー・ゴーツマン
製作総指揮:ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース、トム・ハンクス、リタ・ウィルソン、フィリダ・ロイド、リチャード・カーティス、ニッキー・ケンティッシュ・バーンズ
キャスト:メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ジュリー・ウォルターズ、ドミニク・クーパー、アマンダ・セイフライド、クリスティーン・バランスキー、リリー・ジェームズ、ジョシュ・ディラン、ヒュー・スキナー、ジェレミー・アーヴァイン、アレクサ・デイヴィーズ、ジェシカ・キーナン・ウィン、アンディ・ガルシア、シェール
全米公開:7月20日
原題:MAMMA MIA! HERE WE GO AGAIN
配給:東宝東和
(C)Universal Pictures