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強風が吹き荒れたきょう8日の福岡市で、昼前にきれいな「しぐれ虹」が現れました。北の空に現れる虹は冬ならではのものです。

福岡の空にしぐれ虹

福岡市では7日夜からきょう8日午前中にかけて、最大瞬間風速で20メートル前後という強い風が吹き荒れ、一時雨も強まるなど、荒れた天気となりました。

そんな福岡市で、きょう8日昼前、北の空にきれいな虹が現れました。冬型の気圧配置に変わり、寒気に伴う比較的小さな雨雲が流れ込んだため、空の一方では雨が降り、もう一方では日がさすというような状況になったことにより現れた虹です。このように、しぐれに伴って現れる虹は「しぐれ虹」とも呼ばれます。

北の空の虹は冬ならでは

北の空に虹が現れるのは冬ならではのことといえます。

虹は、太陽が空の比較的低いところにある時に、太陽と反対側の空に現れます。このため、虹の多くは、朝や夕方に、西あるいは東の空に現れます。夏の夕立の後などに現れる虹は代表的なものです。

しかし、冬は日中も太陽が南の空の比較的低いところにあるため、昼ごろに北の空に虹が現れたというわけです。