ウィーン・フォルクスオーパーが来日し、ロベルト・マイヤー総裁や指揮者のルドルフ・ビーブルらが、5月13日に会見を行った。
フォルクスオーパーが来日公演を行うのは、今回で9回目を迎え、今回は『チャルダーシュの女王』、『こうもり』、『メリー・ウィドウ』の3演目が5月14日から29日まで東京文化会館にて行われる。日本公演のために来日したのは、ソリスト、合唱団員、バレエダンサーら合計約220人にのぼり、2699個の舞台衣装及び小道具と、さらに27,625kgの舞台装置と照明器具が輸送された。
マイヤー総裁は、「前回来日した際の日本の皆さんの素晴らしい歓声が今も耳に残っている」と、来日できたことに対する喜びを述べ、「『メリー・ウィドウ』は、やきもきさせられるが最後にはハッピーエンドが待っている。『こうもり』は、自分の家庭で起こると笑い話ではなくなるが、舞台で見るにはとても楽しいストーリー」と、それぞれの見どころを紹介した。
そして1979年に初来日したというビーブルは、「オペラは最後に登場人物が死んでしまうことが多いですが、オペレッタはハッピーエンド」と記者たちを沸かせ、「『チャルダーシュの女王』はオペレッタの中でも最高傑作。フィナーレは皆さん、耳をそばだてて聞いてほしい」と意気込みを見せた。 photo:Kiyonori Hasegawa
◎公演情報
『チャルダーシュの女王』5月14~16日
『こうもり』5月19~22日
『メリー・ウィドウ』5月26~29日
会場:東京文化会館