発達中の低気圧が近づくため、関東は沿岸部を中心に、風が吹き荒れそう。交通機関に影響がでる恐れもあり、帰宅時間は「電車の遅れ」や「車の運転」に要注意。
この記事の写真をすべて見る強風 帰宅時間帯と重なる恐れ
今日の関東は、広い範囲で雨が降っていて、冬に戻ったような寒さになっている所もありますが、この後、帰宅時間にかけては、雨とヒンヤリだけでなく、強い風にも注意が必要です。
というのも、発達中の低気圧が、今夜遅くには、関東の東海上に達するから。低気圧が近づく関東では、これから風が強まるでしょう。
予想される最大風速は、関東地方の陸上で15メートル。これは、風に向かって、歩きにくくなったり、傘がさせないほどの強い風です。また、樹木全体が揺れ始めたり、電線が揺れ始めるくらいのレベルです。これほどの強い風が吹くと、高速道路を運転している車は、横風に流される感覚を受けます。
また、関東地方の海上と伊豆諸島は、さらに風が強く、予想される最大風速は、20メートルとなっています。
この「最大風速」というのは、10分間の平均ですので、瞬間的には風がもっと強くなるでしょう。
予想される「最大瞬間風速」は、関東の陸上、海上、伊豆諸島のいずれも30メートルとなっています。これほどの強い風が吹くと、沿岸部を走る電車は、遅延が発生するなど、影響がでる恐れがあります。風の強い時間帯が、ちょうど、帰宅ラッシュが始まる時間帯なので、お帰りの際は、交通機関の乱れに注意が必要です。
荒れた天気の後は 寒暖差に注意
関東で、風が吹き荒れるのは夕方まで、夜には風も少しずつ弱まるでしょう。ただ、雨は、夜遅くまで残りそうです。千葉など沿岸部では、夜9時頃までは、カミナリが鳴ったり、雨が激しく降る所もあるでしょう。カミナリが鳴る時には、局地的に突風が吹きますので、お帰りの遅い方も、まだ傘があおられる心配があります。十分、お気を付け下さい。
あすの関東は、天気が回復へ向かうでしょう。あすの日中もまだ北風ですが、今日ほど強く吹くことはなく、寒さは解消するでしょう。東京の最高気温は、この時期らしく19度まで上がる予想です。あすの日中は、今日との寒暖差に、ご注意下さい。