当初は3月に開催予定だったものの、荒天のためやむを得ず延期となっていた大島優子のAKB48卒業セレモニーが、6月8日 東京・味の素スタジアムで“卒業コンサート”として開催された。
井上ヨシマサのピアノ演奏にあわせ、大島が「泣きながら微笑んで」を歌って幕を開けたこの日。続いて、高橋みなみが「国立の借りを返しに来たぜー!」と絶叫すると7万人の大観衆も大きな歓声で応え、序盤からかつてない程の盛り上がりをみせる。
その後も前日の総選挙で念願の1位に着いた渡辺麻友をはじめとする14名(川栄李奈、生駒里奈は不参加)による「少女たちよ」の披露。姉妹グループ、塚本まり子の大人AKB48などのパフォーマンスと、多彩なステージが繰り広げられる中、当日の主役である大島は変幻自在のエンターテイナーぶりを発揮していく。「青春の稲妻」では“心友”と呼び合う宮澤佐江と息の合ったタップダンスを踏めば、「エンドロール」では松井珠理奈らとグループ随一と讃えられたキレのあるダンスを。さらに「禁じられた2人」では意外にも初めてという高橋みなみとの2人での共演と立て続けに行い、曲の合間には衣装の早着替えにも挑戦した。
アンコール明けには、モニターに大島のAKB48メンバーとしての歴史を振り返る映像が映し出され、秋元才加や野呂佳代なども駆けつけ旅立ちの日を祝福。そんな大切な仲間たちに囲まれ、大島は「この8年間を思えば、この先何でも乗り越えられると思います。それだけ私に勇気と力をくれました」と目を潤ませながら話しつつ、ファンには「ずぅーと推しメンでよろしくお願いします!」と茶目っけたっぷりにお願いすることも忘れなかった。
そして最後は「ヘビーローテーション」を歌いながら、笑顔で締め括った大島。本日6月9日には、いよいよAKB48劇場でのラスト公演に立つこととなる。
(C)AKS
◎大島優子のコメント
今日は【大島優子卒業コンサート】というタイトルでコンサートをさせていただいて、まさか自分の名前がコンサートに入るなんて思ってもみなかったことでした。だから今日はみんなが私の為にてるてる坊主を作ってくれたり、天気を願ってくれたりと、本当に沢山の方の想いがここに集まっていると思うと…本当に私の人生の誇りです。
私は別に何かが飛び抜けているわけではなく、AKB48に入って器用貧乏でやってきましたけども、でも一番大切にしていたことは、やっぱり感謝の気持ちと隣にいるひとを大事にしようということです。AKB48は本当に沢山のメンバーがいて、隣にいるメンバーは他人ではなく仲間、仲間以上の家族のような存在です。私は本当に卒業生も含めこのメンバー、この家族に入れて本当によかったと思います。そして、その私を見つけて応援してくださった皆さん、私に出会ってくれて本当にありがとうございました。この8年間を思えば、この先何でも乗り越えられると思います。それだけ私に勇気と力をくれました。私は卒業して今後のAKB48がもっともっと今以上に大きくなって皆から愛されるグループになるように本当に願っています。全国のファンの皆さん、今日天気を、雨を止ませてくださってありがとうごさいました。そして全国の皆さん、AKB48をよろしくお願いします。
でもひとつお願いがあります。AKBのいち推しはそれぞれあっていいんですけど、芸能人のいち推しって言えば? (「優子!」の声援)って言い続けてほしいなって思うので、ずぅーと推しメンでよろしくお願いします!
◎【大島優子 卒業コンサート in 味の素スタジアム~6月8日の降水確率56%(5月16日現在)、てるてる坊主は本当に効果があるのか?~】
6月8日(日) 東京・味の素スタジアム
観客数 7万人