10日、気象庁は「エルニーニョ監視速報」を発表。エルニーニョ現象は続いており、今後も冬にかけて続く可能性が高いとしています。

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エルニーニョ現象とは?

太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー海岸にかけての広い海域で、海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年程度続く現象。
エルニーニョ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。

エルニーニョ現象は継続中

先月7月、エルニーニョ監視水域(場所は上の図を参照)の海面水温は基準値+2.0度でした。
基準値より0.5度以上高いと、エルニーニョ現象が発生しているとされます。
2014年6月からこの高温状態は続いており、エルニーニョ現象が続いていると判断されました。

インド洋熱帯域の海面水温も高い

また、インド洋熱帯域(場所は上の図を参照)の海面水温も平年より高くなっています。
エルニーニョ現象が発生すると、インド洋熱帯域の大気の状態が変化し、海洋の状態も変化するのです。

なお、エルニーニョ現象は、今後冬にかけても続くとみられています。