「例えば選手が自分の取材だけを受けてくれたとしたら、その方を取材したがっていた他の記者のみなさん以上の熱量を持って向き合わなければいけない、と思うんです」
その熱に引き寄せられるように、さまざまな役が舞い込んでくる。公開中の映画「PとJK」では、不器用だが恋愛にも職務にもまっすぐに向きあう警察官を、4月スタートのドラマ「ボク、運命の人です。」では運命を信じて猪突猛進(ちょとつもうしん)するサラリーマンを演じる。
楽曲制作や台本読みなど、たくさんの宿題を抱えて帰宅することも多いが、寝る前には必ず、仕事を忘れて無になる時間をつくる。10分ほどで1話が終わる古いアニメがクールダウンの友だ。最近なら、藤子不二雄A原作のブラックテイストあふれるアニメ「笑ゥせぇるすまん」。
「主人公の『ドーン!』という決めぜりふを聞いて、寝ています」
(編集部・福井洋平)
※AERA 2017年4月3日号