鉄板コンテンツは「チョコフォンデュ」。たこ焼き器でホットケーキミックスの生地を焼き、溶かしたチョコにつけて食べた。あぶったマシュマロも同じく。思いあまって、ポテトチップスもチョコ漬けにしてみたが、「結局、普通に食べた方がおいしかったー(笑)」(住人の女性)。
日本ホームパーティー協会は、バレンタイン女子会の広がりをこう分析する。
「ホームパーティーの盛り上がりと同時に、友チョコが広がった。友チョコを渡し合う場として、カジュアルかつローコストで開催できるホームパーティー式の女子会が増えたのでは」
バレンタインの変化を捉える企業もある。
横浜ベイシェラトンは、バレンタイン関連企画のメインターゲットを「男女」ではなく「女性」に据える。昨年から「チョコレートテイスティングセミナー」などの女性向けの企画を始めたら、利用者の4人に3人が本来ホテルを利用しない40歳未満になった。今年は、レストランでバレンタインにちなんだ女子会プランも実施する。
※AERA 2016年2月15日号より抜粋