取材に応じてくれた人を含め、1千万円プレーヤーに目立つのは、外資系企業で転職を重ねた人たち。高収入を得られるが、職場環境は過酷になる。米系ソフトウエア会社で財務本部マネジャーを務める40代男性は、日系企業を振り出しに、外資系3社を渡り歩いた。現在の年収は1200万円。
「学生時代から、オンリーワン人材になるカギは英語力と会計知識だと考えていた。その能力を生かせて、年収も上がる求人を選ぼうとすると、おのずと外資系人生になった」
外資系流通業で事業開発を担当する30代の女性も、米系IT企業を経てMBA留学。帰国後、日系のソーシャルゲーム会社に入ったが、「上司の言う通りに仕事しろ」という年功序列の空気に嫌気がさし、転職。
「外資系のコンサルや投資銀行にいるMBA仲間は、私の1.5倍は稼いでいる。満足していますが、特別な感慨はない」
※AERA 2014年4月7日号より抜粋
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