日本の労働生産性が他の先進国に比べてかなり低いのは、まさに“夜の会合”や“国会答弁づくり”のような夜の仕事が多いことが大きな原因でしょう。でも今や共働きは当たり前の時代で、こうした文化そのものが続かなくなるはず。古いオジサンたちの風習も国会の慣行も、変わらざるを得ないでしょう。

 さて、ご質問の中にいろんな女性政治家のお名前が挙がっていますが、僕は野田総理、小渕官房長官なんて組み合わせ、とても良いと思いますよ。そしたら僕、官房副長官をやってもいいなあ~、なんちゃって(笑)。お二人とも、人間的に信頼できる方です。

 田中さんは、文科大臣の時に官房長としてお仕えしましたが、まっとうな価値観の持ち主だし、ポリシーの明確な人だと思う。まあ多少、周囲に気を使わない部分や強引すぎる面もありますが。でも愛夫家でもあって、夕方になると大臣室で「パパ、今日のご飯何にする?」なんて電話していて、かわいらしい側面もお持ちでしたよ。

 片山さん、稲田さん、小池さんは、あまりお付き合いしたくないタイプですね。

 以上、私の所見でございました。

※週刊朝日2018年12月7日号

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