AKB48卒業後、紅白にサプライズ出演した前田敦子(右)と大島優子(左)(c)朝日新聞社
AKB48卒業後、紅白にサプライズ出演した前田敦子(右)と大島優子(左)(c)朝日新聞社
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前田敦子(c)朝日新聞社
前田敦子(c)朝日新聞社

 俳優・勝地涼との結婚への祝福ムードが漂う、元AKB48メンバーの女優・前田敦子。恋愛スキャンダルでにぎわせたりした彼女に、一気に“勝ち組”の空気も漂い始めた。

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 前田敦子といえば、かつてAKB48の選抜総選挙で2度1位を獲得、とくに2011年の、「私のことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください!」のスピーチは、大きな話題を集めた。翌年の卒業後は、女優として活動するが、ともに女優となった大島優子も、AKB時代のような華々しい活躍をしているとは言い切れない。アイドル評論家の中森明夫さんはこう言う。

「グループを卒業することで、総選挙で投票してくれていたような熱狂的なファンは、いったん離れると考えた方がいいんです。女性アイドルが、卒業や結婚後に生き残っていくためには、女性人気がポイントなんです」

 デビューからしばらくは男性ファンを獲得する場合が多いが、その後、同性のファンをいかに獲得するかが大切だという。

「松田聖子さんがいい例です。最初は『ぶりっ子』だとか女性に言われていたのが、いつのまにか女性ファンを増やしていき、現在に至ります。芸能界、特に女性アイドルは、同性に支持されないと生き残っていけないんです」

 同性の支持を得たことで、前田や大島と同じく初代“神7”メンバーの1人である小嶋陽菜が、そういう意味での勝ち組だと中森さんは言う。

「下着のCMなどに出たり、在籍時から女の子たちが“こじはる”ファッションやメイクを真似るなど、女性人気が高かった。ぶりっ子ではなく、自然体なところもよかたのかもしれません」

 一方、対照的なのは篠田麻里子だという。

「ルックスもよく、総選挙のスピーチで『私をつぶしにきてください』と言ったり。“マリコ様”と呼ばれる上からキャラ、高飛車キャラで人気がありました。ところが、卒業後に始めたブランドが倒産し、バッシングも受けた。ドラマにも出ていますが、もうひとつパッとしないです。あえて“負け組”と言わせていただきますが、そんなマリコ様が、一人で鍋を食べたりする姿がテレビで放送されたりしているのが面白かった。インタビューでも、高飛車だった時代を反省するようなことを語っていたり、一種の負けキャラとして面白くなっていきそうな気がします」

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