女性皇族の結婚(戦後)(週刊朝日 2017年12月29日号より)
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女性皇族の結婚(戦後)(週刊朝日 2017年12月29日号より)
女性皇族の結婚(戦後)(週刊朝日 2017年12月29日号より)

 日本最古の旧家同士の慶事と祝福されたのが、高円宮家の次女、典子さんと出雲大社の宮司の長男である千家国麿さんとの結婚だ。

【図】女性皇族の結婚(戦後)

 国麿さんの父、尊祐さんは第84代出雲国造で出雲大社宮司。2014年5月、国麿さんは婚約の記者会見で、千家家の初代が天照大神の次男、天穂日命にあたる、と切り出した。

「2千年を超える時を経て、今日を迎えたことに深いご縁を感じている」

 皇室の祖先である天照大神の子孫に国を譲ったのが、出雲大社に祭られる大国主神で、ともに祖先が天照大神につながる「家」同士というわけだ。

 だが結婚後まもなく、2千年のご縁にも陰りが見える。発端は、「宮司の妻」という将来に備え、出雲で過ごしているはずの典子さんが、頻繁に東京に戻っている、という話が出回ったこと。

ファッション関係のパーティーやレセプションなどでお姿をお見かけしたので、また東京にいらっしゃるのか、と不思議に感じていたのです」(関係者)

 典子さんは単独で行動することが大半で、国麿さんと過ごす光景は東京でも出雲でも見かけることはなくなっていった。「典子さんがよそ者扱いされてなじめないようだ」といった噂も流れ、「離婚」「別居」の文字が躍った。昨年11月、逝去した三笠宮崇仁親王の本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」では、参列は典子さんのみ。そして、今年11月、高円宮憲仁さまが亡くなって15年の墓所祭で目をぬぐう典子さんを支えたのは、義母の礼子さんだった。

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