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二児の母の「なーちゃん」と長男「こうちゃん」がおもちゃやお菓子の紹介をする「なーちゃんねる」。二人のやりとりが好評を博し、動画の最多再生回数は2.6億回、総再生回数は8億回を超える。母親とYouTuberという二足のわらじを履きながら日々奮闘する、YouTuberなーちゃんに苦労話や年収、長男への思いなどを聞いた。
――YouTubeを始めたきっかけを教えてください。
チャンネルを開設したのは、2014年の2月です。離れて住む祖父母に子どもの動画をみせてあげたかったのがきっかけです。
――動画共有ツールとしてYouTubeを使い始めたんですね。
はい。それから1年半後に、突然ホテルの部屋にウルトラマンが訪れるという動画を投稿しました。子どもが喜ぶ姿を両親にみせたくて撮影したのですが、一日に200回以上再生され、現在では800万回を超えるヒット作になりました。その半年後に投稿した、風船で子どもが遊ぶ動画も3000万回再生され、そのころから、「自分はYouTuberなんだ」と意識するようになりました。
――その2本の動画についてですが、正直、数百万、数千万回再生されるような衝撃的な内容ではないと感じました。
そのとおりだと思います。ウルトラマンや風船の動画は、いま見ると特別な動画とは感じませんよね。YouTube上に同じような動画はたくさんあります。ただ数年前まではそれが新しかったんです。
――つまり、なーちゃんさんは”ファミリー系YouTuber”の先駆けというわけですね。
そう言われることも多いのですが、私は第二世代だと思っています。第一世代はYouTubeの誕生とともに動画を投稿していた世代です。私も子どもにそうした動画をよくみせていました。