■イモトアヤコや元キンコメ今野の演技は好評
お笑い芸人の鳥居みゆき(38)が、連続ドラマ「元町ロックンロールスウィンドル」(サンテレビ)で主演を務めたことが話題になっている。同ドラマは兵庫県のローカル局であるサンテレビが初めて制作した連ドラ。同ドラマ出演をきっかけに鳥居はバラエティ出演やインタビュー記事など露出が増え、Amazonプライムに“移籍”した人気番組「内村さまぁ~ず SECOND」にゲスト出演して、内村光良やさまぁ~ずの2人と奇妙な絡みをみせるなど、お笑いファンから再び注目を集めている。
「鳥居さんは2007~2008年ごろにブレークし、2011年に当時話題だったマンガ『臨死!江古田ちゃん』の実写ドラマで初めて出演を果たしました。一方でその頃『メイクを取ると実は意外とかわいい』という話も噂になっていましたよね。以降、お笑いの仕事と反比例するようにドラマにはちょこちょこ出演し、近年だと『陸王』(TBS)や『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日)などの人気ドラマに出演していました。テレビでの芸人の活動はめっきりなくなり、舞台を中心に芸人としてだけでなく役者としての活動も増えているといいます」(放送作家)
鳥居といえば、白装束でクマのぬいぐるみを抱え舞台上で暴れ倒すというカルトな芸風で人気を博した。今も熱心なファンがついている。単独ライブものコントも、どこか小劇場の舞台のような世界観と重なるなど、演技とお笑いが重なる部分もあるのかもしれない。 ところで彼女のように、お笑い芸人としてデビューしながら今、役者としての活動が増えてきている芸人も多い。
「イモトアヤコなどは代表例で、彼女はもともと役者志望だった。芸人のメイクを取ると意外と誰だからわからず、役者の顔と使い分けが可能なのもいいのかもしれません。演技もうまくて、かつて観月ありさ主演の『ご縁ハンター』(NHK)に出演した際、地味で持てないOLの役をやっていたのですが、これが見事に大ハマリしました。最近だと、TBSの日曜劇場『下町ロケット』の名演は記憶に新しいところです。そのほか、元キングオブコメディの今野浩喜も、解散前からその演技に注目が集まっており、映画やドラマに多数出演。最近ではアイフルのCMにも出演するなど、すんなり役者への道に進めています」(芸能事務所関係者)
これ以外にも「元芸人の俳優」としては、最近名バイプレイヤーとして数々の作品で“嫌な人”の役を勤め上げている木下ほうかが、実は吉本新喜劇出身だというのは意外と知られてケースだろう。