クラブ活動からオリンピックまで、規模もレベルもさまざまな舞台で、多くの人を夢中にさせるスポーツ。話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』では、毎号、一つの競技を取り上げて、やっても見ても楽しくなるうんちく(深~い知識)を紹介するよ。今回はサーフィン。オリンピックに2020年東京大会から採用されるんだ。ルールなどを紹介するね!
【うんちく(1)】
南の島の人々がカヌーで波に乗ったのがルーツ
昔々、南の島のハワイやタヒチに住む人々が、カヌーで波に乗ったのがルーツ。ヨーロッパの人々によりキリスト教布教のさまたげになる異文化として禁止されたが、約100年前に復活し、「近代サーフィンの父」こと、ハワイのデューク・カハナモクが世界に広めた。
【うんちく(2)】
技の難しさ、美しさ、スピード、力強さなどを競う
大会では、審判が技の難しさ、美しさ、スピード、力強さなどを採点する。ボードの大きさは3種類あり、オリンピックの東京大会ではいちばん短いショートボードが使われる。
【うんちく(3)】
「安全に楽しく」も大切に
サーフィンは、技を競うだけでなく、安全に、楽しく波に乗ることをとても大切にしている。浜辺のゴミを拾う活動が盛んに行われるほか、泳ぐ人の安全を守るライフセービング活動を行うサーファーも多い。
【うんちく(4)】
日本女子ランク1位は中学生!
2016年の日本サーフィン連盟のランキングで女子1位に輝いたのは、中学1年生(当時。現在は2年生)の中塩佳那さん。出身の仙台市から、東京五輪の会場にもなる千葉県一宮町に移り住み、練習に打ち込んでいる。
※月刊ジュニアエラ 2017年10月号より