また、前野先生によると、日々イライラを感じずに、心おだやかに暮らすためには、次の「4つの因子」が大事だといいます。
1.「やってみよう」因子
何かを成し遂げると(それを思うだけでも)ドーパミンが放出されます。大きな夢や目標だけでなく、今日やることを決めて手帳に書き、達成できたらチェックするなど、小さな達成感を日々作ってみることが大事
2.「ありがとう」因子
人の役に立ったり、喜ばせたり、感謝されたりなど、人とのつながりの中から生まれる幸福感のこと。たまには改めて親子で、あるいは夫婦で感謝の気持ちを言い合ってみるのもいい
3.「なんとかなる」因子
失敗や不安を引きずらない、物事がうまくいくと思うなどの楽観的要素も重要。いろいろと悩むことが多い親業ですが“今のままで良い”と自分を認め、自分自身を好きでいることが大切
4.「自分らしく!」因子
人目を気にせず、自分らしく、自分のペースで過ごすことも幸せ感を決める重要な因子です。人と比べたり、他の子どもと我が子を比べたりしていませんか? 比べてばかりいては幸せは遠のいていくばかり
いかがでしょうか? 親の心構えを少し変えるだけで、子どもへのイライラが減ってくるかもしれません。
※調査概要:2016年4月4日~5日の間、小学生を持つ親200人にインターネットで調査を実施。調査協力:マーシュ
AERA with Kids(アエラ ウィズ キッズ) 2016年 07 月号 [雑誌]
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