ふだんは注意した次の瞬間にはもう同じことをやっている聞かん坊の次男ですが、部屋が完成した時に「ここはお勉強をがんばる人だけが入れるお部屋だよ」と伝えておくと意外に納得して、兄が勉強している時に乱入することはないですね(三男はたまにやる)。
ちなみに長男は勉強のほか、じっくり一人で本を読みたいときや作りたいものがある時にいつの間にかこもっていたりと、いい感じに使えています。
目下問題なのは机や物置用のワゴンの乱雑さ……崩れてこないのが奇跡としか言いようのない絶妙な積み上げ方はもはや芸術レベルなのですよ。注意したいけど残念なことにワタシも夫も片付け下手。あと二台置いているデスクの上も、実はそれぞれの荷物が山積みで……。どの口で片付けろと言えばよいのか、の状態です(涙)。
もう一つ、「がんばルーム」の副産物的にできた「寝ルーム」はちょっと想定外でした。こちらはもともとあったダブルベッドにつける形で二段ベッド、そして下から引き出せるエキストラベッドを導入した家族全員の寝室です。当初は二段ベッドに大興奮、上で寝るステイタスを感じていた長男が、しばらくするとやっぱり寂しいと下の段へ。
ワタシもこれでやっと大の字で寝られると思っていたのに、結局毎日誰が母の隣に寝るかで三人にもみくちゃにされる幸せ(!?)な状態で……なぜか一番耐久性低そうなエキストラベッドに三人すし詰めで寝る夜もあるという……寝返り……させてくれ!
そして夜中にはいつの間にか移動してダブルベッドを一人で占領する1歳児と、結果行き場を失い二段ベッドの上段へぎっしぎっし上っていく今年40歳のおっさんという、若干歪んだ構図になっているのでした……。(文・イラスト/tomekko)
【プロフィール】tomekko
イラストレーター。インスタグラム「育児絵日記」(@tomekomet)では、子どもへの細かな観察眼が大人気。2019年には漫画「飛んで火に入る」の連載にも初挑戦。ますます活躍の場を広げている。既刊に『おっとり長男もっちり次男 きょうだい観察手帳』(赤ちゃんとママ社)、6月には『飛んで火に入る』単行本発売予定。
*今回本誌の特集では、子どもの成長に合わせて学習環境を変えたご家族の様子を取材。各家庭ごとのtomekkoさんのコメントも必見です!