聖マリアンナ医科大学の勝田友博講師は「子どもを新型コロナから守るためには、まずは大人が感染しないよう心がけ、家庭にウイルスを持ち込まないこと」と話している。
子どもは感染しても症状が出ないことも多い。5歳未満の感染患者の鼻の奥から、18歳以上の約10~100倍のウイルスが見つかったとの研究もある。
「気づかぬうちに感染を広げたりすることのないよう、人と接するときにはマスクをし、こまめに手洗いをして」
川崎医科大学小児科の中野貴司教授は、そう呼びかけている。
(朝日新聞編集委員・田村建二)
※月刊ジュニアエラ 2021年2月号より
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